こんにちは!中古マンション売却コンサルタントのツノダです。
いつもご覧になっていただきありがとうございます。
本日は「引渡し日でもめるケース!中古マンション売買!」というテーマでわかりやすく解説いたします。
※動画もぜひご覧ください
中古マンション売買の際にトラブルを回避するポイントも解説しますので、もしよろしければ最後までご覧になってください。
中古マンション購入や売却予定の方はもちろん、将来的には考えている方とか、興味だけはある方など、ぜひ多くの方にご覧になっていただければと思います。
中古マンションを売買するうえで、必ず通る道として、引渡しがあります。引渡しというのは、全額代金を払って、物件(鍵)の引渡しを受けることです。
そして、ほとんどのケースで、買主は住宅ローンを組んで売主に代金を払います。
ということで、引渡しの際は当事者全員が銀行に集まって、住宅ローン融資、売主へ振込、鍵の引渡しという手続きを行います。
当事者というのは、買主・売主・不動産仲介業者・司法書士です。そして当然ながら平日日中の銀行の営業時間内です。
ここで難しいのは買主・売主は通常会社へ出勤している時間帯となりますので半休をとっていただく必要があるということです。
数年後には銀行へ行かなくても、融資・振込が完了し、電子契約で押印する必要もなくなり、登記もブロックチェーン技術で解決したり、鍵の引渡しもスムーズになっているかもしれませんし、私も立ち会わずに簡単に進む方法に変わることを望んでいます。
ただ現状は原則論として、立ち会って進めています。
私が日々、不動産仲介営業を行う上で気を付けていることが2点あります。
1点目は、売却であれば査定をするタイミング、購入であれば申込書を記入いただくタイミングで、引渡しは平日日中であることを伝えます。
早めに伝えることによって対応しやすくなりますし、難しいことが最初から分かっていれば、代理人とか早めに対応することができます。
2点目は、仮りではあっても、早めに引渡し日を決めておくことが重要です。私の場合であれば、できる限り手付契約の時に決めてしまうようにしています。
基本的に売主・買主が会うのは手付契約と引渡しくらいで、あとは居住中のお部屋であれば内覧の時となります。電話やメールだと伝言ゲームとなってしまうので、売主・買主が直接会う契約のタイミングで決めておくのがスムーズです。
仮に平日休みにくい方であれば、営業マンにその旨を早めに伝えておきましょう。また、月曜日は不可とか、月末は不可とか、この2週間は海外出張とか前もって立ち会いできない日程が決まっているようであれば早めに伝えましょう。
これで引渡し日に関するトラブルは減るはずです。
それでもトラブルになるケースはけっこうありました。価格交渉をしたいという買主の意向により、引渡しは6カ月以内で売主に決定権があると定めました。簡単にいうと、価格は多少譲歩するかわりに、引渡し日は売主に合わせますということです。
買主としては、6カ月後を想定していたようなのですが、予想外に早く売主の新居が決まり3カ月後には引渡しをしたいということになりました。ここで買主としては予想外に引渡しが早まって不都合が生じてしまったということです。
この時はお互いに少しづつ歩み寄っていただき事なきを終えたのですが、引渡しが早まる可能性も十分あることを念押ししていたかというと、そうではなかったかもしれませんので反省しています。
マンションの売却にあたって、空室のお部屋でしたので広告において「即入居可」という表示をしておりました。そして、いいご縁があり手付契約に進み、引渡しは買主の希望により3カ月後となりました。
ところが、買主から2カ月後の引渡しに変更してほしいという要望があり、即入居ということを書いていたのだから応じる義務があるという主張でした。
売主としては契約前に話があれば、即入居に対応できたり、2カ月後でも対応できたのですが、買主から3カ月後という希望があったので、それに合わせて動いてしまっているということでした。
ということでなかなか折り合いがつかず苦労したのですが、この時もお互いが歩み寄って解決しました。
それ以来、基本的には即入居という記載はしないようにしています。
マンションを売却・購入するときには、ざまざまなトラブルが発生したりします。
設備が壊れていたとか、こんなところに傷があったとか、ローン審査が通らなかったとか、他にもいろいろあります。
全てではないですが、早め早めに対応することで、トラブルを避けられたり、早期解決できたりします。
ということで、売主・買主が互いに気持ちよく取引できるように常に心がけています。
中古マンション売買においては引渡しという手続きがあり、原則、平日日中に当事者全員が銀行に集まって行います。
平日の日中ということを知らない方も多いので私は早めに伝えるようにしています。そして早めに引渡日を確定するようにしています。
それでもトラブルが起こったりします。予想外に早まったり、逆に遅れたりというケースもあります。
早めに対応することで、トラブルを回避できたり、おおごとにならずに解決できるケースも多いです。
本日は以上です。
ご質問等ございましたらお気軽にお願いします。
また、売却相談や査定依頼などもお待ちしております。
最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。
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更新日時 : 2020年05月15日 | この記事へのリンク :